独立行政法人日本学生支援機構が日本へ来る外国人留学生の在籍状況を調べた結果を29日までに公表した。それによると、5月1日現在での外国人留学生は26万7042人と前年に比べ2万7755人、率にして11.6%の増になった。
留学生が最も多いのは中国で10万7260人。留学生全体の4割を占めた。前年に比べても8777人多くなっていた。次いで、ベトナムからの留学生で6万1671人。前年より7864人増加した。3番目に多かったのはネパールで2万1500人だった。
一方、日本人学生の海外留学状況では大学等が把握している日本人学生の海外留学状況は2016年度で9万6641人。前年度に比べ1万2185人増加した。
留学先はアメリカが2万159人ともっとも多く、前年度比1483人の増加。次いで、オーストラリアへの留学が9472人。前年度より1392人増えた。3番目に多かったのはカナダで、8875人。前年度より686人増えた。
学生支援機構では「留学期間が1年に満たない学生や在学を必要としない交換留学プログラムに参加する学生も多いので、実際の留学生数は報告される人数より多い可能性がある」としている。(編集担当:森高龍二)