レクサス、ブランドSUVでいちばん小さな「UX」ジュネーブで公開、発売は冬

2018年03月08日 07:24

Lexus_SUV「UX」

初公開された新型SUV「UX」“F SPORT”は、グリルメッシュとサイドグリルをブランド統一の新しいFメッシュパターンとした。また、フロント&リヤバンパー下部の漆黒メッキ、専用アルミホイールとの組み合わせで、下部をダークトーンにコーディネートする

 レクサスがコンパクトな新型SUV「UX」をスイス・ジュネーブ「2018年ジュネーブモーターショー」で世界初公開した。

 UXは、「Creative Urban Explorer」をコンセプトに、新たなライフスタイルを探求するきっかけ、」つまり「CUE」となることを目指した、レクサスのラインアップに新たに加わる都会派コンパクトクロスオーバーだ。

 特徴的なエクステリアは、タフな力強さを強調する厚みのあるボディと俊敏な走りを想起させる張り出したフェンダーにより、大胆かつ洗練されたデザインとなった。キャビンの中心から、タイヤに向かって前後のフェンダーが張り出した構成で、GA-Cプラットフォームの採用による低重心化とタイヤの大径化で、俊敏な走りを予感させるプロポーションとした。全長×全幅×全高は4495×1840×1520mm、ホイールベース2640mmである。

 3眼LEDヘッドランプの上部に特徴的な形状のクリアランスランプを配置し、精悍な表情としたほか、スピンドルグリルはブロックメッシュ形状とし、見る角度によって表情を変える。

 リヤコンビランプは、左右一体の翼形状で、操縦安定性に寄与する空力性能を確保するとともに、独創的なデザインを実現した。

 インテリアは、ドライビングの高揚感を演出するコクピットと視覚的な開放感を両立し、クロスオーバーらしい走りを予感させる低いドライビングポジションと操作系、ドライビングの高揚感を演出するコクピットとした。さらに、インパネ上部からフロントフード・フェンダーへ内外が連続するような造形で、タイヤ位置の認識しやすさや見晴らしのよい視覚的な開放感を実現し、「人とクルマの一体感」を創出した。

 フロントシートは、日本の伝統的刺繍技法である「刺し子」をモチーフとしたキルティングや、ベンチレーション機能を持つパーフォレーションを採用するなど、機能とデザインを両立した。また、和紙のような質感を表現したインストルメントパネル上部のオーナメントなど、LEXUS独自の日本の美意識を取り入れたデザインを採用した。

 GA-Cプラットフォームの採用に加え、ボディの高剛性化と、軽量化、および低重心化で、優れた操舵応答性・操縦安定性を実現。新開発の2リッター直列4気筒直噴エンジンや2リッター・ハイブリッドシステムなど、最新のパワートレーンを搭載する。新型UXの日本での発売は、2018年冬頃を予定する。(編集担当:吉田恒)