自民党の石破茂幹事長は28日、国防軍について「国の独立を守る組織を憲法に書くのは当たり前」とし「名前がけしからんと言いがかりに近いことを言って、争点にしようというのは健全な考え方ではない」と民主党などの批判をけん制した。
自民党は党のHPで「自民党があたかも戦争を引き起こすかのような報道や批判がでているが、それは間違い」としたうえで「私たちはシビリアン・コントロールの鉄則を変えるつもりはありません」と説明。
あわせて「憲法の平和主義や戦争の放棄もまったく変わらない」とした。
自民党は「自衛隊は国内では軍隊と呼ばれていませんが、海外では軍隊として扱われている」とし「こうした矛盾を解消するため、憲法を改正することで自衛隊を国防軍として位置付けることを公約に揚げているのです」と説明している。
ただ「国防軍」論議の中で「徴兵制が出てくるのではないか」と懸念する声に対する説明はなされていない。(編集担当:森高龍二)