核実験場廃棄「早ければ24日」と韓国メディア

2018年05月25日 06:12

 聯合ニュースは24日、北朝鮮が予告した北東部・豊渓里の核実験場廃棄の式典について「早ければ24日午後にも行う見通し」と報じた。

 それによると「核実験場がある咸鏡北道は夜から雨の予報で、廃棄作業はこの日午後のうちに行われる可能性が高い。北朝鮮の当局者は23日、元山で韓国記者団に対し『天候が良ければ24日に(廃棄を)行える』と伝えた」としている。

 聯合ニュースによると「豊渓里には四つの坑道があり、1回目の核実験に使用し汚染のため閉鎖された1番坑道と、2~6回目の核実験に使用した2番坑道を除く3番、4番坑道は、使用可能な状態で管理されているとみられる」と分析。

 「坑道を爆破して核実験場を廃棄すれば、当面は核実験が不可能になり、実験データが必要な核兵器の小型化や精密化も難しくなりそう」との見方を伝えている。(編集担当:森高龍二)