ホンダ、軽2座オープンスポーツにコンプリートモデル「S660 Modulo X」追加

2018年05月28日 06:42

Honda S660 Modulo X

これまでのαとβの2グレードだったS660に加わった「S660 Modulo X」、写真はS660 Modulo X専用色のアラバスターシルバー・メタリック

 ホンダは、軽自動車のスポーツカー「S660」に走行性能とデザインにさらに磨きをかけたコンプリートモデル「S660 Modulo X」を追加して、発売する。

 Modulo X(モデューロ・エックス)」シリーズは、専用のカスタマイズパーツを量産過程で装着、ホンダが販売するコンプリートカーブランドで、これまでN-BOX Modulo X(2012年12月)、N-ONE Modulo X(2015年7月)、STEP WGN Modulo X(2016年10月)、Freed Modulo X(2017年12月)を発売。S660 Modulo Xは、これらモデルに続く第5弾となる。

 S660 Modulo Xは、ミッドシップマシーンらしい高いハンドリング性能などで好評の2シーター・オープンスポーツのS660に、ホンダアクセスが専用開発したサスペンションや空力特性を活かしたパーツなど、Moduloブランドが培ってきた「上質でしなやかな走り」を実現するチューニングを施したコンプリートモデルだ。

 カジュアルに本格的なスポーツ走行が楽しめるS660を、熟練のエンジニアがチューンし、より高品位なピュアスポーツへと昇華させたモデルである。さらに、Modulo Xらしい存在感のある専用エクステリアや質感を追求した専用インテリアを装備した。

 エクステリアはModulo Xの空力デザインに基づき、グリル一体型専用フロントバンパーによる精悍なフロントデザインを採用。専用フロントバンパーの空力特性に合わせて理想的なバランスとするため、リアアクティブスポイラーにガーニーフラップを新採用した。さらに、幅広い走行シーンで高い接地性を発揮する専用サスペンション(5段階減衰力調整機構付)で、市街地など乗用域でのしなやかな乗り心地と、限界域でのコントロール性の両立を実現した。

 インテリアはレザーシートをはじめ、全体をボルドーレッドによりコーディネートし、6MT車にはチタン製シフトノブを採用するなどドライバーが見て・触って感じられる上質さを追求している。

 また、S660 Modulo Xの発売に加え、ベースモデルのS660に新色ボディカラーのフレンチブルー・パールとブリティッシュグリーン・パール、ナイトホークブラック・パールを追加し、S660専用「Gathers(ギャザズ)スカイサウンドインターナビ」が装着可能な「ナビ装着用スペシャルパッケージ」を設定した。

 価格は、6MT車、CVT車ともに285万0120円。(編集担当:吉田恒)