安倍総理の責任を問わない自民党に加え「公明党も安倍総理の責任を問わない点で同罪」と菅直人元総理が6日までにブログ発信した。
菅元総理は財務省の森友学園への国有地売却を巡る決裁文書改ざん問題での調査報告で「私や妻が関係していたということになれば、首相も国会議員もやめる、という安倍総理の発言につじつまを合わせる為に、改ざんが行われたことが明らかになった。安倍総理と昭恵夫人が関係していた事を隠すための改ざんであったことを財務省が正式に認めた」としたうえで「自民党の自浄作用の崩壊」、合わせて安倍総理の責任を問わない公明党も同罪と、党としての対応を見直すことが必要ではないのか、疑問を提起した。
菅元総理は自民党の安倍総理への対応について「かつてのロッキード事件やリクルート事件では自民党内からも批判の声が上がり、自民党内でも一定の浄化作用が働いた。しかし、今や自民党内で安倍総理と麻生財務大臣が今回の改ざんの責任をとるべきだという声はほとんど聞こえてこない」と指摘。「自民党はいつ安倍独裁政党になったのか」と投げかけた。
菅元総理は「国民に全く信用されなくなった総理にこの国のかじ取りができるはずがない」ともアピール。
野党5党1会派は6日、麻生太郎副総理兼財務大臣の辞任を求める野党合同院内集会を開き、辞任を引き続き求めていくことを確認した。自由党の玉城デニー幹事長は「膿が安倍総理なら膿の芯は麻生大臣。芯を除かないと傷は完治しない。1ミリ残らず取り除くよう一致協力して頑張りましょう」と呼びかけた。(編集担当:森高龍二)