モリカケが教科書に載らない為にも真相解明を

2018年06月03日 10:05

画・疲弊する教育現場 教師の過酷な勤務実態とは

行政に対する国民の信頼は大きく失墜した、と将来、教科書に載ってしまうことに・・・?

 この国では総理と面会していないのに『面会した』。面会の際「総理はこう言っていた」と行政(自治体)に虚偽報告しても「政府としてコメントする立場にない」と総理が容認する。後に税金を原資とした公的補助金の付く話でも・・・。

 ここまでくればやはり「政府としての役割を放棄した」(立憲民主党・枝野幸男代表)というしかないのだろう。

 総理と総理夫人が金品授受や贈収賄罪にかかわるものではないが、総理の友人や総理夫人が素晴らしい教育方針と評する学園を後押しするため、特別優遇したとの疑惑が「モリカケ(加計・森友)問題」で、1年以上国会で議論され、財務省では決裁文書の改ざん、隠ぺい、廃棄が行われ、時の理財局長は嘘の国会答弁を繰り返したため、行政に対する国民の信頼は大きく失墜した、と将来、教科書に載ってしまうことに・・・?

 安倍総理は身を賭して「真相解明」に総理としての責任を果たすべき。加計学園が報道機関にファックスした「2015年2月25日に総理と加計理事長が面会していなかった」とする内容も全く信じがたいのだが、加計問題に終止符を打つためにも、親友の加計孝太郎学園理事長に記者会見で一連の疑問に答えるよう要請いただきたい。森友問題でも昭恵夫人ご本人が記者会見するなど、公の場で疑問に答えていただけるよう助言いただくようねがう。

 信頼回復を図るには、加計氏と昭恵夫人の記者会見は避けて通れない。2015年2月25日の総理と加計理事長の面会が架空だったとすれば、説明のつかないことが多すぎる。

 国民や国民を代表する国会の野党議員に、説明のつかない部分の整合性をとっていただける説明をお願いしたい。

 「一国の首相が国会の場で平然とウソをついていたら。政策論争以前。民主政治が成り立たなくなるという大問題」(日本共産党・志位和夫委員長)。だからこそ行政府の長、自らの手で真実をつまびらかにする責任を果たしていただきたい。(編集担当:森高龍二)