政府は富士山と武家の古都・鎌倉を世界文化遺産登録へ正式に推薦することを25日開いた世界遺産条約関係省庁連絡会議で決めた。
正式な推薦書を2月1日までにユネスコ世界遺産センターへ提出する。国土交通省によると今年夏から秋にかけてイコモス(国際記念物遺跡会議)による現地審査が入り、25年5月頃に評価結果の勧告が、同年夏の第37回世界遺産委員会で審議され、登録の可否が決定される予定という。
現在、世界遺産の登録されているのは、国内では法隆寺地域の仏教建造物はじめ姫路城、原爆ドームなど文化遺産で12件、屋久島や知床など自然遺産で4件になっている。(編集担当:福角忠夫)