メルセデス・ベンツ日本は、同社を代表する最上級セダン「メルセデス・マイバッハ Sクラス」を一部改良し、全国のメルセデス・ベンツ正規ディーラーネットワークを通じて発売した。
1920年代から美しいスタイルと贅を尽くした高級感で人々を魅了した伝説の名車「マイバッハ」。それが、メルセデス・ベンツブランドの傘下で「究極のエクスクルーシブ性」を追求する威厳と風格を備えたブランドとして、まったく新しく生まれ変わったのが、「メルセデス・マイバッハ」だ。
メルセデス・ベンツによる最新鋭のテクノロジーを備え、きわめてゆったりとした室内空間にプレステージ性あふれるデザインとクラフトマンシップにより仕上げられた高級素材を随所に採用した、新しい高級車の形だ。ボディサイズは全長×全幅×全高5465×1915×1495mm、ホイールベース3365mmの堂々たる体躯を持つ。
縦方向に走るルーバーが特徴の新しい意匠のフロントグリルは、ピンストライプのスーツからインスピレーションを受けたもので、2002年に発表された「マイバッハ」とイメージを共有するデザインとなっており、風格と威厳を強調している。新たに重厚感のある輝きを放つ鏡面仕上げの20インチ鍛造アルミホイールをオプション装備として設定した。
外装色には過去の「マイバッハ」モデルでも採用されていたツートーンが9種類追加され、シングルトーンを含めて、19色から選択可能となった。また、メルセデス・マイバッハ S 650には、流れるような印象的なラインがインテリアウッドトリムに加えられる「designoブラウンマグノリアウッドフローイングライン」と「designoピアノラッカーウッドフローイングライン」がオプション装備として新たに追加される。
搭載するパワーユニットも最上級モデルに相応しい、最高出力469ps/5250-5500rpm、最大トルク700Nm/2000-4000rpmの4リッターV型8気筒ツインターボと、最高出力630ps/4800-5400rpm、最大トルク1000Nm/2300-4300rpmの6リッターV型12気筒ツインターボの2種。
価格は8気筒エンジン搭載車2モデルが、2308万円。12気筒モデルが2821万円。(編集担当:吉田恒)