河野太郎外務大臣は14日の記者会見で、今月18日~20日に南北首脳会談が予定される中、北朝鮮が早期の「終戦宣言」を求めていることについて「終戦宣言は時期尚早と思う」と記者団の問いに答えた。
河野大臣は「残念ながら非核化に向けての進展が見られないわけなので、そこは非核化に向けて具体的な行動がしっかり取られ、その後に終戦宣言というのがあるべき姿だろうと思っている」と述べた。
近く予定される南北首脳会談で「非核化という道筋に向けた具体的行動に繋がるような首脳会談が行われることを期待したい」と非核化の具体化へつながる成果を生む会談になるよう期待した。
南北首脳会談は北朝鮮・平壌(ピョンヤン)で行われるが、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と代表団は黄海側の空路で北朝鮮入りすることが14日決まった。
聯合ニュースは南北首脳会談について「文大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)が今回の会談で初めて対面する場面や主な日程は生中継することで合意。北朝鮮側は韓国側の取材や生中継に必要な便宜を図ることにした」と同日報じた。(編集担当:森高龍二)