南北首脳会談が非核具体化に繋がる事期待 外相

2018年09月12日 15:57

 河野太郎外務大臣は外遊先のベトナム・ハノイで11日夕、臨時記者会見し、韓国の康京和(カン・ギョンファ)外交部長官との会談した内容について「北朝鮮の非核化問題につき、最近の情勢を踏まえ,来る南北首脳会談(今月18日~20日、北朝鮮・平壌=ピョウンヤン=で会談)に向けた取り組みを含め、今後の対応方針について意見交換した。日韓、日韓米3カ国で緊密に連携していくことを確認した」と述べるとともに「南北首脳会談で朝鮮半島がしっかりと非核化されていくよう期待したい」と期待しているとした。

 一方、韓国が年内に『終戦宣言』を目指していることについて記者団の問いに、韓国側が年内に終戦宣言うんぬんというところについては承知していない、と述べた。

 記者団が北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長から米国・トランプ大統領に書簡が送られ、2回目の米朝首脳会談を求める内容だったということだが、どのように考えるか、との問いに「北朝鮮が具体的なステップをとるということを期待したいと思うし、それにつなげるような会談なら日本としても大いに歓迎したい」と語った。

 聯合ニュースは「ロシアで(韓国)李洛淵(イ・ナクヨン)首相と安倍晋三首相が会談したことに言及し『韓日間で緊密な意思疎通が行われていることをうれしく思っている。朝鮮半島の非核化のため、韓日が緊密な連携を維持することが重要』と述べた」と伝えるとともに「日本の積極的な協力を求めた」とも伝えた。(編集担当:森高龍二)