日産自動車は9月25日、同社のコンパクトHBモデル、ノートに「e-POWER NISMO S」を追加設定し全国一斉に発売する。
2016年12月にリリースしたノート「e-POWER NISMO」は、日産のモータースポーツ関連会社であるNISMOがチューニングを施し、シリーズ型ハイブリッドシステム「e-POWER」のモータードライブ特性を最大限に活かした先進的な運転感覚や、胸のすくような加速性能、優れた静粛性などが高好評を得ている。
今回追加となった「e-POWER NISMO S」は、「e-POWER NISMO」と同様に、専用ボディ補強や専用サスペンションなどを採用したことに加え、インバータとコンピューター(VCM)に専用チューニングを施し発電量を増加させ、同時に減速機を強化した。
これにより、モーターにおいて最高出力100kW、最大トルク320Nmと、「ノートe-POWER NISMO」に比べ、パワー&トルクのアウトプットが約25%向上し、より一層スポーティでパワフルな走りを実現したハイスペックモデルとなった。
また、「e-POWER NISMO」のドライブモード設定に加えて、「S」「ECO」のモードにも「B」レンジを設定した。スポーツ走行で圧倒的なパフォーマンスを引き出すことはもちろん、燃費性能の追及まで、さまざまな走りを体感できる仕様となったわけだ。
e-POWER NISMOの仕様装備を紹介すると、NISMO専用の前後エンブレムの専用LEDヘッドランプユニット、85φ専用マフラー、16インチ専用アルミホイール+ヨコハマDNA S Driveタイヤ、アルミ製専用アクセル・ブレーキペダル&フットレスト、専用ファインビジョンメーター、専用サスペンション+スタビライザーなどだ。
標準車の価格は267万1920円で、専用のレカロ製スポーツシート装備車が用意され、こちらは294万1920円となる。
NISMOロードカーは、2013年2月に発売した「ジュークNISMO」を皮切りに、「マーチNISMO」「ノートNISMO」「フェアレディZ NISMO」「NISSAN GT-R NISMO」「セレナNISMO」へとラインアップが拡大しており、この7月には、「日産リーフNISMO」を新たに発売し、幅広いラインアップを取り揃えている。(編集担当:吉田恒)