2018年度上半期の販売トップは11万7100台(前年比123.8%)だったホンダN-BOXだが、新車効果で大きく販売を伸ばすモデルも。写真は9月単月で5154台(同326.0%)だったスバル・フォレスター
日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)の発表で、2018年4月から2018年9月、18年度上半期の車名別の新車(乗用車)販売台数累計ランキングが分かった。
発表によると、ホンダの軽自動車「N-BOX」の2018年度上半期における販売台数が11万7100台(前年同期比123.8%)となり、登録車を含む新車販売台数においても第1位を獲得した。ホンダN-BOXは昨年、年度・暦年共に新車販売台数で首位をキープしており、今回の上半期の数字「11万7100台」と唯一10万台の大台超で、2位以下を大きく引き離す断トツのトップに立っている。
■2018年4月〜9月上半期乗用車新車販売台数
1)ホンダN-BOX 117,100台(123.8%)*
2)スズキ・スペーシア 73,606台(152.1%)*
3)日産ノート 63,303台( 92.5%)
4)ダイハツ・タント 63,273台( 97.0%)*
5)日産デイズ 63,177台( 93.9%)*
6)トヨタ・アクア 62.220台( 99.5%)
7)ダイハツ・ムーヴ 61,141台( 91.2%)*
8)トヨタ・プリウス 54,388台( 69.1%)
9)ダイハツ・ミラ 52,992台( 95.5%)*
10)スズキ・ワゴンR 50,625台( 88.8%)*
11)日産セレナ 47,472台(126.6%)
12)トヨタ・ヴィッツ 46,213台(105.9%)
13)トヨタ・カローラ 46,114台(130.0%)
14)トヨタ・ルーミー 44,414台(121.9%)
15)ホンダ・フィット 41,929台( 86.5%)
16)トヨタ・ヴォクシー 40,746台( 99.0%)
17)ホンダ・フリード 39,668台( 76.8%)
18)トヨタ・シエンタ 38,652台( 90.2%)
19)スズキ・アルト 37,450台( 88.8%)*
20)トヨタ・タンク 37,242台(114.0%)
※カッコ内は前年同期比 *は軽自動車を示す
2位も前年比で大きく伸長したスズキ・スペーシアで、ベスト10に7車種の軽自動車がランクインし、そのうち6台までが背の高いワゴン。軽自動車トール系ワゴンの強さが際立っているのが特徴といえる。
残るベスト10にランクインした3車種の登録車は、いずれもトヨタのハイブリッド専用車2車種、プリウス&アクアと日産ノート。そのノートにしてもシリーズ型ハイブリッドシステム搭載の「e-Power」が販売の柱となっているモデルだ。
この表組では分からないが、2018年9月単月の特徴は、7月の新型にモデルチェンジした、トヨタ・カローラとトヨタの最上級セダンクラウン、スバル・フォレスターが大きく販売を伸ばした。カローラは単月8732台(前年同月比157.4%)、クラウン6063台(同257.2%)、フォレスター5154台(同326.0%)だった。(編集担当:吉田恒)