ポルシェのミッドサイスSUVマカンがマイナーチェンジを受けた。10月2日から開催しているパリ・モーターショーで欧州初公開された。マカンは、2013年のロサンゼルスモーターショーでワールドプレミアされたポルシェのエントリーSUVとして位置づけられるモデルで、「カイエンでは大きすぎる」という女性や若いユーザーの声に応えて開発されたクルマだ。すでに、2018年7月に上海でマイナーチェンジモデルが発表されていた。
搭載するエンジンは、最高出力245ps、最大トルク370Nmを発生する新しい2リッター4気筒ターボで、7速PDKとの組み合わせで0-100km/h加速6.7秒、最高速度225km/hを達成する。燃費は、新欧州サイクル(NEDC)で、8.1 リッター//00 km、日本式に表記すると12.3km/リッターとなる。
新型マカンは、新しい意匠のLEDヘッドライトのほか、「カイエン」や「パナメーラ」などと共通デザインの “PORSCHE”のロゴが入ったリアガーニッシュで横一直線につながる4灯式ブレーキランプが内蔵された新しいテールライトを採用した。
インテリアでは、ダッシュボード中央に配置されるフルHDタッチスクリーンのサイズを7.1インチから10.9インチに拡大。同時に、ダッシュボードデザインを変更した。また、「ポルシェコミュニケーションマネージメント(PCM)」システムで常時オンライン接続に対応し、ナビ使用時にはクラウドを介して常にアップデートされた情報をドライバーに提供する。
オプション設定されるスポーツクロノパッケージでは、「911」と同タイプの「GTスポーツステアリング」を採用。スポーツレスポンススイッチなどを内蔵する。
加えて、加速と減速を半自動で行う渋滞走行に対応する新しいアダプティブクルーズコントロールや、ヒーテッドウィンドウ、微粒子空気フィルターを備えたイオン空気清浄機などをオプションで採用し、車内監視システムを内蔵した盗難防止装置を標準装備している。
なお、日本への導入時期や日本仕様の価格、国内予約受注および販売開始については、決定次第リリースするとしている。(編集担当:吉田恒)