光と影、様々な側面を学びとって 総理式辞

2018年10月25日 06:22

 安倍晋三総理は23日、政府主催の明治150周年記念式典で式辞を述べ「今日、我が国は内においては急速な少子高齢化が進行し、外に目を転ずれば急激に変化を遂げる国際社会の荒波の中にある」とし、温故知新を語るとともに「特に若い世代の方々には、是非とも、この機会に我が国の近代化に向けて生じた出来事、人々の息遣いに触れ、光と影、様々な側面を貴重な経験として学びとって欲しい」と語った。

 そのうえで、安倍総理は「来年は約200年ぶりに天皇陛下が御退位され、皇位の継承が行われる。翌年には東京オリンピック・パラリンピックが開催され、世界中の人々が我が国を訪れ、世界の関心が日本に集まる。我が国は歴史の大きな転換点を迎えようとしている」と強調。

 安倍総理は「私たちは平成のその先の時代に向け、明治の人々に倣い、どんな困難にもひるむことなく、未来を切り拓いていく。平和で豊かな日本を次の世代に引き渡していく」と決意を述べた。(編集担当:森高龍二)