今春大卒予定の就職内定71.9%、短大47.9%

2012年01月18日 11:00

 今春大学や短期大学、高等専門学校などを卒業予定で就職を希望する学生のうち、大学では昨年12月1日現在で71・9%が就職内定し、前年同期に比べ3.1ポイント改善していることが分かった。短大や高専でも前年同期より改善をみている。ただ、改善しているとはいえ、就職の門が厳しい状況になることには変わりなかった。

 文部科学省と厚生労働省が国公立私立大学62校、短大20校、高専10校、専修学校20校のあわせて112校を対象に専修学校生560人を含む6250人を対象に就職内定状況を共同調査した結果、国公立大学での内定率は前年同期より4.7ポイント増の81.4%に、私立大学は68.8%ながら前年同期より2.6ポイント改善していた。

 一方、短期大学は前年同期より2.6ポイント改善したとはいえ、47.9%と2人に1人が内定をもらえないまま、新年を迎えていた。専修学校も4.5ポイント改善したものの58.6%と5人に2人は内定をもらえていない。逆に高専は97.2%と前年同期より2.5ポイント増加し、高い内定率を示していた。(編集担当:福角忠夫)