「与党の国会運営に『本当にふざけるな』と言いたい」。立憲民主党の福山哲郎幹事長は20日の記者会見で強引な国会運営に怒りをあらわにした。
福山幹事長は「異常な参院委員会の運営。断固として抗議したい。議会はいらないと言われているのと同じ。慣例もルールも関係なし」と閣法成立へ強引な手法を取り続ける与党を強く批判した。
また安倍晋三総理に対しても「臨時国会を招集しておきながら、長々と海外に行く予定を組んでいると聞いている。非常に遺憾。総理日程に合わせ、なぜ議会がこんな無理な運営をし、強硬にやらなければいけないのか、まったく理解ができない」と国会が政府の下請けに成り下がっているような状況を危惧した。
また外国人労働者の受け入れ拡大にむけた出入国管理法改正案をめぐる対応についても「法案内容はスカスカ、答弁も二転三転する状況で、日本社会を転換する、外国人労働者に入っていただく問題に急ごしらえで出してきたことがそもそも出発点から問題だ」とした。
加えて「技能実習制度のなかで問題点が浮き彫りになっている。そのことについても国民に開示することなく、入管法改正案の審議を進めようとしている。また、はじめに日程ありきで来年4月に無理やり始めようとしていること自身、相当無理がある。こういったことも含めて問題点だらけだ」と今国会で成立をめざす政府与党の姿勢を問題視した。(編集担当:森高龍二)