岩屋毅防衛大臣は14日の記者会見で普天間基地の返還時期について記者団から、日米合意に基づくなら2022年度の返還になるが、この方針に変更はないのかと聞かれ「その方針に向かって努力を続けてきたが、(代替基地になる名護市辺野古での新基地建設のため)一度承認いただいた辺野古沿岸の埋立てについて撤回されたなど、変遷があった」とし「(2022年度返還の)目標達成は中々難しいところに来ていることは事実だ」と語った。
そのうえで「一日も早いこの普天間飛行場の全面返還に向かって、政府、防衛省としては最大限の努力をこれからも行いたいと決意している」と述べた。
記者団が普天間返還時期はいつ頃を想定しているのか、と質したのには「今の時点でいつ、ということを見通せるということではないが、私たちの思いとしては一日も早くそれを実現したいという決意で進めていきたい」と思いを述べるにとどまった。実現は2022年度以降になることがほぼ確実になりそう。(編集担当:森高龍二)