岩屋毅防衛大臣は14日の記者会見で「いずも型護衛艦」について、記者団から攻撃的能力を持つことになるのでは、との問いに「いずもはあくまで、多用途にこれからも使っていくということで、STOVL型(短距離離陸・垂直着陸型)の戦闘機を常時搭載するわけではない」と答弁。
岩屋大臣は「必要がある場合に戦闘機を載せられるようにするという運用を考えており、通常はこれまで通り、哨戒ヘリを搭載しての哨戒活動等が中心になっていく。いわゆる攻撃型と言われるような艦艇にはならないと考えている」と否定した。
記者団が国内でも海外でも不安の声があるが、どう説明していくのか、とする問いには「いずも型を改修してSTOVL機を載せるという、わが国の考え方について、あらゆる機会を通じて丁寧に説明をし、理解をいただいていきたい」と理解を求めていく考えを強調した。(編集担当:森高龍二)