いずも型護衛艦「攻撃型空母に当たらない」防相

2018年12月12日 06:24

 岩屋毅防衛大臣は11日の記者会見で「いずも」型護衛艦について「任務に応じて戦闘機が載せられるとしても決して攻撃型空母には当たらないし、他国に脅威を与えるということにはならないと考えている」と語った。

 岩屋大臣は「いずも型護衛艦を改修し、本来、他に母基地がある航空機を時々の任務に応じ搭載するというのは決して攻撃型空母というものには当たらない」とも語った。

 この日の会見で岩屋大臣は「攻撃型空母について、攻撃に要する様々な種類の航空機を常時載せた形で運用、また、他国の壊滅的な破壊を可能とするような能力を持ったものと説明してきた。いずも型護衛艦は他国の壊滅的な破壊をもたらすような能力を持ち得るわけではない」と強調。

 また岩屋大臣は「いずも型護衛艦は元々、多用途護衛艦で、哨戒ヘリを載せて哨戒活動に当たったり、災害時の輸送船として活用するとか、病院船として活用するとか、これまでに多用途に使うことを目的として造られた護衛艦であり、任務に応じて戦闘機が載せられるということがあっても、決して攻撃型空母には当たらないし、他国に脅威を与えるということにはならない」といずも型護衛艦への理解を求めた。(編集担当:森高龍二)