日本共産党の志位和夫委員長は28日ツイッターで「ヘリ搭載護衛艦『いずも』を空母に改修し、最新鋭ステルス戦闘機F35を搭載する検討が始まった。『防御型空母』と称するようだが、『攻撃型空母』と『防御型空母』、どうやって区別するのか?」と強く非難した。
志位委員長は「世界のどこへでも戦闘機を搭載して出撃。これを攻撃的兵器と言わずして何と言うのか?」と専守防衛、必要最小限度の防衛装備から大きく逸脱する危険に警鐘を鳴らした。志位委員長は「専守防衛のなし崩し放棄は許されない!」と北朝鮮の核・ミサイルを理由に増長を続ける軍備の拡大を問題だと提起した。
小野寺五典防衛大臣は、検討については「防衛力の在り方に関して不断に様々な検討を行っているが、F-35Bタイプの導入や『いずも』型護衛艦の改修に向けて、具体的な検討は、現在、行っていない」と26日の記者会見で記者団の質問に答えたが、『具体的検討』を『現在』していないとしただけで、『様々な検討』の中には含まれていることを否定しなかった。また将来において、具体的検討に入る可能性も否定していない。(編集担当:森高龍二)