政府は首相官邸危機管理センターにロシア火星衛生探査機落下に関する情報連絡室を設置し、情報収集と万一に対する対応に万全を期していると13日、藤村修官房長官が説明した。
これはロシアが昨年11月9日に打ち上げた衛星探査機(フォボス・グルント)が周回軌道からの離脱に失敗していたもので、モスクワ時間で1月15日午後1時過ぎ(日本時間同日午後6時過ぎ)を中心に地球の大気圏に再突入し、一部が燃え尽きずに地上に落下することが予測されていることに対応するもの。
藤村官房長官は「14日から16日の期間中に燃え尽きないで一部が落下すると予測されているが、日本周辺地域に落下し、日本国民に被害が生じる可能性は極めて小さいので、通常の生活を送ってほしい」としている。(編集担当:福角忠夫)