花粉飛散直前!飛散量は前年比2.7倍!注目の“花粉体質”改善法は?

2019年02月03日 12:37

画・島津製作所「日和見感染症ウイルス検出キット」を発売

この時期、花粉症の人たちにとっては、寒さよりも気になるのが花粉の飛散時期ではないだろうか

年始からしばらくの間、暖かい日が続いていたが、気象庁が1月17日に発表した1か月予報(1月19日~2月18日)によると、1月下旬は日本付近に寒気が流れ込みやすくなり、温が低下。平年並みの寒さとなりそうだ。

しかし、この時期、花粉症の人たちにとっては、寒さよりも気になるのが花粉の飛散時期ではないだろうか。日本気象協会(JWA)が発表した飛散予測(第3報)によると、今年のスギ花粉のシーズンは、2月中旬に九州や四国、東海、関東地方の一部からスタートし、ピーク時期は、福岡の2月下旬から3月上旬、関西では3月上旬から中旬、東京は3月上旬から4月上旬までの約1カ月と、例年よりも長くなると予測されている。

 では、花粉対策はいつごろから始めるべきなのだろうか。マーケティングリサーチのマクロミルが1月19日に発表した「スギ花粉による花粉症の症状と対策に関する調査」によると、スギ花粉症対策を始めるタイミングについて、4割弱の人が2月前半以前の花粉飛散前から始めていることが分かった。対策内容については、「マスク」が最多で50.9%。「病院での診察、治療、処方箋医薬品など」が36.8%、「目薬」35.7%、「ヨーグルト」34.5%、「アレルギー症状を抑える市販薬」32.2%となっている。

 回答の中にも「ヨーグルト」が入っているが、最近はマスクや薬のほかに食品などで“体質そのもの”を改善する方法が広まってきている。しかし、「ヨーグルト」に限っていえば、その効果は不確かであり、賛否両論でもある。

 ヨーグルトが花粉症対策になるという大きな根拠は、ヨーグルトに含まれる乳酸菌やビフィズス菌だ。ヨーグルトに含まれる「1073R-1乳酸菌」や「BB536ビフィズス菌」、「LG21乳酸菌」などが、白血球中にあるTh1細胞、Th2細胞という2種類の免疫細胞のバランスの乱れを整えて、症状を緩和してくれるという。

 乳酸菌に関しては、カルピスが勧める「L-92乳酸菌(ラクトバチルス・アシドフィルスL-92株)」も、新たな花粉症対策として専門家からも注目されている。「L-92乳酸菌」は、同社が看板商品である乳酸菌飲料「カルピス」にまつわる研究の中で発見したもので、一般的な乳製品からは摂ることができない貴重な乳酸菌。

 同社がスギ花粉シーズン中の6週間の期間で被験者23名を対象に実施したプラセボ試験結果でも、「L-92乳酸菌」を含む食品を摂取したグループで眼の症状スコアが有意に改善し、医薬品の使用頻度も減ったという。

 また、ここ数年で花粉症対策として急速に注目されているスーパーフードとしては「プロポリス」がある。プロポリスとは、別名「蜂ヤニ」とも呼ばれ、ミツバチが木の芽や樹液、あるいはその他の植物源から集めた樹脂製混合物のことだ。高い抗菌作用を持つことで知られ、抽出されたエキスはサプリメントやドリンク、スプレーなど幅広い形態で利用されている。

 花粉症対策としては乳酸菌などに比べて、まだ一般的な認知度は低いものの、その効果には大きな期待が寄せられている。

 早くから、このプロポリスの花粉症への効果に着目していた山田養蜂場の研究では、花粉が飛散する前の1月から12週間に渡り、被験者30人を、プロポリスを含む錠剤を摂取する群(プロポリス群)と、プロポリスを含まない錠剤(プラセボ錠)を摂取する群(プラセボ群)に分けた臨床試験を行っている。その結果、ブラジルのミナスジェライス州で採集された、バッカリス・ドゥラクンクリフォリアを起源植物とするグリーン系プロポリスのエキスを1日300 mg摂取することで、花粉症治療薬を使用した人が減少し、治療薬を使用した人においても、治療薬の使用頻度や強度を有意に軽減したことを確認している。

 花粉症の悩みを抱える人にとって、病院で処方される治療薬を手放すのは勇気がいることだろう。しかし、薬に頼る限り、根本的な治療にはつながりにくい。おそらく、多くの花粉症患者もそれを感じているから、食品などを用いて体質改善できる策を探しているのではないだろうか。これまでヨーグルトを試して効果が感じられなかった人にこそ、今年の花粉対策として「L-92乳酸菌」や「ブラジル産グリーン系プロポリス」など、エビデンスのある食品を試していただきたい。(編集担当:藤原伊織)