諦めている人が変われば、政治は変わる 枝野氏

2019年03月15日 06:08

 立憲民主党の枝野幸男代表は道内の会合に出席し、統一地方選、夏の参院選への取り組みに「どうせ変わらないという有権者の諦めこそ、私たちが働きかけて変えなくてはいけない」と訴えた。そして諦めている人が変われば、政治は変わる、と呼びかけた。

 枝野代表は安倍自公政権下で「公文書が改ざんされ、戦争にならないための防波堤(憲法9条、戦争の放棄規定)が崩されようとし、自己責任のもとで生活が成り立たない人が広がっている」と深刻な危機的状況にあると懸念を示した。

 そして「戦うべき相手は実は自民党や安倍さんではないかもしれない。どうせ変わらないという有権者の諦めこそ変えなくてはいけない」と強調。

 そのうえで「一昨年の衆院選で自民党と公明党の票を足しても、投票した人の半分に達していない」と述べ「(どうせ変わらないと)諦めている人にも、子どもたちのために立ち上がってもらえれば、必ず大きく政治が変わると確信している」とアピールした。

参院選を巡っては立憲、国民、共産、自由、社民と1会派が32の1人区で候補の1本化を図るための会合を定例化して進めており、統一地方選終了から本格的な調整が進むと期待されている。(編集担当:森高龍二)