女性の能力を農林水産業に 補助に優先枠も

2012年01月06日 11:00

 農林水産省は女性の能力を農林水産業分野に積極的に活用するため、同省の施策で地域計画づくりに女性の参画を要件化するなど女性優先枠を設け、女性の就農、女性による6次産業への取り組みを支援していく。

 具体的には農家への個別所得補償経営安定推進事業では地域農業のあり方などを定めた地域農業マスタープランの検討にあたっては女性が概ね3割以上参画するよう要件化することとした。

 また、農業の6次産業化などに挑戦する女性には補助事業の実施にあたって優先的に採択される枠の設定やポイント加算を行い採択されやすくするなどの配慮を行い、6次産業化推進にあてられた新年度予算案90億円のうち、1割程度は女性起業家枠として活用するなどを予定している。(編集担当:福角忠夫)