国民民主党は17日開いた総務会で参院選挙届け出の略称を「民主党」にすることを確認。平野博文幹事長は(1)参議院会派で国民民主党・新緑風会は「民主」が公式の略称(2)選挙を戦う改選参議院議員にとって「民主党」の略称が最も親和性がある(3)国民民主党は民主党の後継政党で、法的にも存続政党に位置づけられることを理由にあげた。
参院選挙届け出略称を「民主党」とするのに伴い、民主党は党規約第1条の「1.本党は、国民民主党(略称:国民党)と称する。」としている部分の「(略称:国民党)」を削除し、「1.本党は、国民民主党と称する。」とするため両院議員総会に諮ることにしている。
ただ「民主党」の略称は2017年の衆院選で立憲民主党が党略称として使用しており、同じ略称になれば混乱は避けられない。
新聞、テレビ、ネットニュースは立憲民主党を「立憲」と表記し、すでに『立憲』が略称表示で国民の間に定着していることや「立憲」が党の立ち位置をより明確に示す表記になっていることから、立憲民主党は「立憲」で登録するほうが得策ではとの受け止めもある。ただ「立憲」では「憲」の文字が書きづらいこともあり、「りっけん」とひらがな表記する工夫も必要になりそう。(編集担当:森高龍二)