野田佳彦総理は4日の年頭記者会見で社会保障と税の一体改革への取り組みとして、今週中に社会保障と税の一体改革本部を開き素案を最終決定する意向を語るとともに、政府・与党の意見がまとまれば「来週中の早い段階で野党のみなさんに呼びかけを行い、大綱をとりまとめ、年度末に法案を提出する」と語った。
野田総理は社会保障と税の一体改革は一番高いハードル」との認識を示しながらも、来年度にも社会保障費用は1兆円以上の自然増になることなどをあげ「従来の社会保障レベルを維持するのも難しい」として、社会保障と税の一体改革は「先送りできないもの」と野党に理解と協力を呼びかけた。
また、野党が消費税引き上げはマニフェスト違反だとして、協議に応じない姿勢をみせていることに対しては「心から頭を下げて、国家・国民のために議論をしましょうよと、しっかりと呼びかけをしていきたい」と語り、自前の誠実さでアピールしていく考えを示した。(編集担当:福角忠夫)