リコー、中国社とプロジェクター販売で協業

2011年12月28日 11:00

 世界のプロジェクター市場は台数ベースで年平均8.6%の成長率が見込める市場。特に中国市場における成長率は、年平均12.6%、2015年には約260万台まで増加すると見ており、非常に重要な市場であると捉えている(リコー調べ)。

 そのような中、リコーの中国における販売統括会社 理光(中国)有限公司(以下 リコーチャイナ)は、中国市場においてプロジェクターの販売を開始。これに先立ち、リコーおよびリコーチャイナは、中国最大手のITディストリビューターである神州数?控股有限公司(以下 デジタル・チャイナ)とプロジェクターの販売協業について合意した。

 今回の協業は、デジタル・チャイナを通じた中国市場におけるリコー製プロジェクターの拡販。 またリコー製プロジェクターの中国市場での販売に関して、商品ラインアップ計画に基づき、販売戦略の立案、ソリューションの提供、プロモーション、セールス教育などの共同展開が主な概要となっている。

 リコーは、2011年11月に戦略商品の超短焦点プロジェクター第一弾を含め18モデルを発売、ラインアップの強化に取り組む一方、デジタル複合機やユニファイド コミュニケーション システムなどと組み合わせたソリューションの提供を強化している。中国市場への参入に際して、強い販売力を持つデジタル・チャイナと販売協業することで、量販チャネルや官公庁、教育市場など中国の幅広い顧客層への急速な浸透をはかっていく。また、今後は、リコーの商品・サービスを組み合わせ幅広く提供することにより、中国市場におけるソリューションビジネス拡大を加速させていく。