政治不信・不安の声、結集すれば戦える

2019年06月11日 07:01

 立憲民主党の枝野幸男代表は衆参で予算委員会が開かれない状況で、特に「参院において開かれていないというのは違法行為だ」とし、このまま予算委員会が開かれず「説明責任から逃げる安倍政権は参院選、あるいは夏の政治決戦最大の争点になると思っている」と記者団の問いに答えた。

 また国民民主党の小沢一郎党選挙顧問が野党結集を呼びかけ、統一候補が望ましいと提起していることについては「皆さんいろいろな考えがあるでしょう。私たちは今の政治に不信と不安を持っていらっしゃる皆さんの声を結集すれば十分戦えると思っている」と強調した。

 衆参ダブル選挙の可能性はほとんどなくなっているが、ダブル選挙になった場合、政権構想を示すとき、共産党との連携はどのようにとの問いに、枝野代表は「政権構想は衆院が解散された、あるいは解散されることが確実になった段階でお示しする。現時点で予断を与えることは申し上げない」とした。

また「われわれは結党2年。単独で政権を担うだけの力はまだまだついていない自覚はある」とし「しっかり他の政治勢力の皆さんと連携して衆院においても安倍政権と対峙する構造を作っていきたいと思っている」と述べた。(編集担当:森高龍二)