N-BOXの強さが目立つ2019年上半期新車販売、軽自動車社会がますます鮮明に

2019年07月07日 14:49

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ホンダの軽ハイト系ワゴンのベストセラー「N-BOX」、やはり2019年上半期販売で圧倒的な数字を残して首位

 日本自動車販売協会連合会(自販連)ならびに全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が、2019年1月から6月までの上半期新車販売台数を発表した。

 まず、自販連によれば上半期の乗用車販売台数は149万6302台で前年同期比99.6%だった。内訳は3ナンバー車が83万5524台(前年比102.5%)、5ナンバー車が66万1078台(同96.2%)である。トップは言わずもがなのトヨタで、68万6963台(同104.3%)だ。これはレクサスの3万1540台を除く数字である。

 全軽自協の発表によれば、軽自動車(乗用車)はこの上半期の新車販売が78万9399台で、前年同期比99.9%だった。軽自動車販売のトップはダイハツで乗用車24万5640台(前年比102.0%)を達成した。次いでスズキが23万4401台(100.4%)で、この2社で半数以上を占めたことになる。

■2019年1月〜6月累計新車販売台数■
1)ホンダN-BOX       131,233台(102.9%)*
2)スズキ・スペーシア     89,750台(112.6%)*
3)ダイハツ・タント      81,828台(114.0%)*
4)日産デイズ         79,789台(111.2%)*
5)トヨタ・プリウス      70,277台(109.8%)
6)ダイハツ・ムーヴ      68,833台( 92.9%)*
7)日産ノート         68,543台( 93.4%)
8)トヨタ・アクア       60,394台( 91.2%)
9)ダイハツ・ミラ       55,439台(110.6%)*
10)日産セレナ         53,662台( 95.7%)
11)スズキ・ワゴンR      51,377台( 82.9%)*
12)トヨタ・シエンタ      50,926台(112.1%)
13)トヨタ・カローラ      47,836台(120.8%)
14)トヨタ・ヴォクシー     47,834台(100.3%)
15)トヨタ・ルーミー      45,544台(101.4%)
16)トヨタ・ヴィッツ      45,279台(106.5%)
17)ホンダ・フィット      45,089台( 94.0%)
18)スズキ・アルト       38,139台( 87.9%)*
19)トヨタ・タンク       37,232台( 98.0%)
20)トヨタ・アルファード    35,265台(128.7%)
     ※カッコ内は前年同期比   *は軽自動車

 一覧を見て明らかなように、軽自動車首位のホンダN-BOXの強さが際立っている。そしてトップ4を軽自動車が独占し、トップ10の6機種を軽カーが占める。ベスト20に登録車が12機種あるが、その内10モデルはHV専用車もしくはHVをラインアップするクルマだ。

 また、一覧で明らかなように、ミニバンのトップは日産ノートと同じ、シリーズ型ハイブリッド「e-Power」搭載の日産セレナだ。一覧から外れるがSUVの首位は登録車で14位となったホンダ・ヴェゼルの3万3445台(前年比102.2%)となった。

 なお、日本自動車輸入組合(JAIA)によると外国メーカーの輸入車新車登録台数は、6月単月で3万1216台(前年比98.2%)だった。1月からの上半期累計では14万9010台(同98.2%)となった。海外メーカーのブランドで上半期トップは、メルセデス・ベンツの3万1748台(97.7%)、2位フォルクスワーゲンの2万4088台(92.4%)、3位BMWの2万3460台(100.0%)と、ドイツ御三家の強さが目立つ結果となった。(編集担当:吉田恒)