1人区、自公に、野党一枚岩での本気の共闘示す

2019年07月11日 06:27

 立憲民主党の枝野幸男代表が10日、福井県で開催された日本共産党の集会に参加し、日本共産党の小池晃書記局長とともに参院・福井選挙区に野党統一候補として出馬し選挙戦を戦っている共産党公認候補への支援を強く呼びかけた。自公に対し、野党一枚岩での本気の共闘を示した。

 安倍晋三総裁はさきの党首討論の際、枝野代表に「福井県民だったら誰に投票するのか」とけん制。枝野代表は「当然、野党統一候補に決まっている」と応じ揺るがなかった。

 枝野代表は「これ以上(安倍政権による)生活破壊を許してはいけない。この国で1番大事なことだ」と共闘の意義を強調した。

 日本共産党の山下芳生副委員長は10日夜、比例選挙・個人演説会で「党首討論会で安倍総理が枝野代表に、共産党候補にあなた1票を入れなさいと言えますか、と言われたが、枝野さんは『憲法を踏みにじって、戦争法を強行した安倍政権を許さない』という一点で野党は完全に一致している」と返したことを紹介。

 山下副委員長は「枝野代表が福井県に行ったら野党統一候補に一票を入れてくださいと言います。言うだけでなく、福井県に行って、共産党の候補を応援してくれるという。素晴らしい」と述べ「安倍さん、聞いていますか、と言いたい」と32の1人区で野党統一候補を野党一枚岩になって自公候補に健闘していることを強調した。立憲民主党の長妻昭代表代行も野党統一候補への応援に無所属、他党の分け隔てはない。「行けると思うところに集中していく」と全力応援する姿勢を示している。(編集担当:森高龍二)