参院選挙が4日公示され、全国45の選挙区(定数74)に215人。比例代表(定数50)に13の政党、政治団体から155人が立候補した。124議席を370人で競うことになる。
今回の選挙は「政治分野での男女共同参画推進法」成立後、初めての国政選挙になったが、主要7政党で各政党の候補者男女比率をみると、自民党は女性比率が14.6%、公明党は8.3%と1割に満たない状態だった。
法の趣旨を反映して実効性を見せたのは社民党(71.4%)、日本共産党(55%)、立憲民主党(45.2%)だった。国民民主党も35.7%と3人に1人台にはなった。日本維新の会も31.8%とこれに近い。
安倍総理は7党首討論会で自身は次の参院選では自民党総裁ではなくなっているが、20%を目指して努めていく旨を語った。それでも女性候補が全員当選しても比率はそんなに上がらない。今回選挙では自民、公明の場合、前回選挙より女性比率が減少していた。
主要7党の立候補者に占める女性候補者数は自民が82人に対し12人、公明が24人対し2人、立憲が42人に対し19人、国民が28人に対し10人、共産が40人に対し22人、社民が7人に対し5人、維新が22人に対し7人だった。(編集担当:森高龍二)