安倍晋三総理は自民候補応援の街頭演説で、憲法改正に対し「憲法にしっかりと自衛隊を明記して憲法論争に終止符を打とうと考えている」と強く訴える。演説からは進まぬ改憲への道に焦燥感さえみられるほどだ。
安倍総理は「憲法審査会が開かれたのは、この1年間で衆議院の2時間余り、参議院では3分だ。これでは国会議員としての責任を果たしていない」と批判。
大阪での演説では「この選挙では、未来に向かってしっかりと憲法の議論をしていく候補か、全く議論しない、議論を拒否する候補か。それを決める選挙だ」と訴えた。
野党支持者からは「安倍総理は憲法議論をしないのは国会議員の責任を果たしていないというが、昨年、国会に立憲民主党などが提出した『原発ゼロ法案』はさきの国会でも審議入りさえしなかった。まったくのご都合主義だ」と強く批判した。こうした声にどのように反論するのだろう。(編集担当:森高龍二)