イージス・アショア、計画遂行姿勢うかがわせる

2019年07月24日 05:21

今回の参院選挙秋田選挙区ではイージス・アショア配備反対候補が当選。イージス・アショア配備反対の民意が示された。

岩屋毅防衛大臣は23日の記者会見で記者団の問いに「個々の選挙区結果についてコメントをすることは控えたい」としたうえで「弾道ミサイル防衛態勢、総合ミサイル防衛態勢はわが国の防衛にとって不可欠な柱。できるだけ速やかに実現することができるよう、引き続き地元の理解をいただくべく、全力を尽くしていきたい」と民意を超えて計画遂行の姿勢をうかがわせた。

 また米国が呼びかける中東有志連合への参加について、岩屋防衛大臣は「19日の説明会は非公開だった」などとして「中身の詳細については明らかにすることは控えたい。今後の対応について予断を持って答えることは控えたい。米国を始めとする関係諸国としっかり連携し、まずは情報をしっかり集め、中東における緊張緩和に向けて外交努力をしっかり継続していくということが、わが国政府の『現段階』での基本的な方針」と答えた。

 岩屋防衛大臣は「現段階」を強調。「(米国・イラン双方に対し)外交努力をしっかり続けていく」としながらも派遣に道を残した。(編集担当:森高龍二)