菅義偉官房長官は2日「北朝鮮が2日午前7時10分頃、北朝鮮東岸より2発の弾道ミサイルとみられる飛翔体を発射。このうち1発は7時17分頃、日本の排他的経済水域(EEZ)の外に、また1発は7時27分頃に島根県沖の日本の排他的経済水域内に落下したとみられる」と発表した。
韓国・聯合ニュースは韓国合同参謀本部の情報として、北朝鮮が東部の江原道・元山(カンウォンド・ウォンサン)の北方から東に向けて飛翔体を発射したと報じた。今年に入って飛翔体発射は11回目。「韓国軍は追加の発射に備え、対応態勢を維持している」としている。
また、今回の発射の狙いについて、聯合ニュースは「韓国軍が1日の『国軍の日』記念式典で最新鋭ステルス戦闘機F35Aを初公開したことへの反発」との見方をして報じた。
今回の飛翔体の数や飛距離、飛行速度は確認されていないとしたうえで「超大型放射砲(多連装ロケット砲)」の可能性もあると伝えた。(編集担当:森高龍二)