安倍晋三総理は2日、北朝鮮が弾道ミサイル2発を発射したことに「弾道ミサイルの発射は国連決議違反であり、厳重に抗議し、強く非難する」と語った。
また「米国始め、国際社会と連携をしながら、厳重な警戒態勢の下、国民の安全を守るために万全を期す」とした。
このミサイルについて、聯合ニュースは「韓国軍が『北極星』系列の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)と推定されると発表した」と報じた。
ミサイルは最高高度「約910キロメートル」飛距離「約450キロメートル」という。SLBMと推定される弾道ミサイルの発射は約3年ぶり。
SLBMとの見方は韓国軍のみでなく、韓国国家安全保障会議常任委員会でもその可能性があると分析しているという。
米朝間では今月5日に実務協議が予定されていることが報じられており、4日に予備接触もあるという。その直前のミサイル発射だけに、北朝鮮の狙いがどこにあるのか、5日の米朝実務協議の成り行きが注視される。
外務省の滝崎成樹アジア大洋州局長は2日、米国のスティーブ・ビーガン北朝鮮担当特別代表と電話会談。会談で「北朝鮮をめぐる最新の情勢について意見交換を行い、今後の方針のすり合わせとともに、日米、日米韓3カ国で緊密に連携していくことを確認した」(外務省)。(編集担当:森高龍二)