北問題「トランプ大統領を日本は支持する」総理

2019年09月26日 06:17

 安倍晋三総理は日本時間25日、国連総会で一般討論演説を行った。演説では北朝鮮問題に触れ「米国・トランプ大統領のアプローチを日本は支持する」と述べた。「首脳同士が胸襟を開き、未来に光明を見て目前の課題を解こうとするやり方は北朝鮮を巡る力学を変えた」とトランプ大統領を評した。

また安倍総理は「拉致、核、ミサイルといった諸懸案を包括的に解決し、不幸な過去を清算し、国交正常化を実現するのが不変の目標だ」と強調した。

 安倍総理は中東情勢についても触れ「サウジアラビアの石油施設に加わった攻撃は国際経済秩序を人質にする卑劣極まる犯罪」と非難。一方、攻撃者には言及しなかった。また「イランに豊かな歴史からする叡智に基づく行動を求めることは私の変わらぬ役割だ」と米国とイランとの仲介を果たす姿勢を示した。

 安倍総理はこのほか、演説で「私の国では長く続いた経済の不調が国民の関心を内に向かせた時期は過去のものとなった。国連理念の頼れる担い手が新たな世代においてつくられつつあるのだとご理解ください」などとアピールした。(編集担当:森高龍二)