総理が公費で功労・功績のあった方々を招待する「桜を見る会」に反社会勢力やマルチ商法で被害者を出しながら破綻したジャパンライフの会長(当時)らを招待していた問題について、立憲・国民・共産・社民と国民会議の5党派の幹事長・書記局長らが28日会談し、招待状の表記下の区分番号「60」が、安倍総理並びに昭恵総理夫人、官邸推薦枠であるのか否か、速やかに明らかにするよう求めることを確認。幹事長らはこの点が明らかにならなければ法案審議にも応じない姿勢をみせている。
また、総理出席による衆参予算委員会での集中審議を行うことや会計検査院の調査要求決議を求めることも確認した。
このほか、内閣府が隠蔽のため消去した疑念が消えない「招待者名簿」のデータ復元についても、速やかに復元し国会に提出するよう求めていくとした。
データ復元について、菅義偉官房長官は同日の記者会見で「復元できないと聞いている」と述べたが、技術的にできないのか、ルール上できないのかについて答えず「あらかじめ決められたルールと手続きに沿って対応している」と述べるにとどまった。
政府、自民は、名簿は個人情報との理由で拒否し続けるが、招待者は「論功・功績」のあった方々ばかりであるとすれば、名簿開示がプライバシー侵害に該当しないはず。政府・与党の真摯な対応が求められている。
ネット上では「復元できない」のではなく、「復元されるとやばいってことでしょ」「修復できないものなんて、今の世の中、ないよね」「政治不信なんていまさらだけど、これだけ嘘ばっかり言われるとね」と批判するものが多い。(編集担当:森高龍二)