総合力世界一の鉄鋼メーカーをめざした新日本製鐵と住友金属工業の経営統合に対し、公正取引委員会は14日、これを承認した。
両社は同日、承認されたことを発表するとともに「公取委におかれては短期間のうちに精力的に審査を進めて頂き、各取引分野の競争実態を十分に踏まえた審査を行って頂いたものと受け止めている」と発表。
今回の承認を受けて、来年4月に合併契約を締結し、6月の株主総会で承認を経て、10月1日に合併する予定であるとし、新会社の社名は「新日鐵住金」となる予定。
新日本製鐵の今年3月期の連結売上高は4兆1097億7400万円。住友金属工業の今年3月期の連結売上高は1兆4024億円で、両社合わせると5兆5000億円規模となり、世界第2位の鉄鋼メーカー誕生となる。(編集担当:福角忠夫)