立憲・国民・共産・社保・社民・市民連合が17日、4月14日告示、26日投開票で実施される衆院静岡4区補欠選挙の野党統一候補に無所属で立候補表明している元都議会議員の田中健氏と決め、支援することにした。共産は予定していた候補を見送る英断を下した。
田中氏は「安倍政権と与党の長期政権による歪みやたるみに対し、流れを変えていくという思いで活動してきた。今日この日を迎え、感謝の言葉しかありません。静岡から日本を変える大きな戦い、結果を出せるよう頑張る」と決意を示した。
立憲の福山哲郎幹事長は「それぞれの政党、市民連合に大きなご協力を賜った。党としても静岡4区に田中さんを擁立できることを歓迎したいし、これから県連での推薦を決め、必勝に向け体制を整えていきたい」と語った。
国民の平野博文幹事長は「わが党の静岡県連が田中さんを推薦してきた中で、共産党、立憲民主党など各党のご尽力をいただいた。補選に向けて結束した体制で勝利を導いていきたい」と感謝と共に必勝への決意を語った。
同選挙区には自民が元静岡県議の深澤陽一氏を擁立、公明党が同氏の推薦を決めており、事実上の与党と野党の一騎打ちの構図になりそう。同選挙にはほかにN国党首の立花孝志氏、無所属新人の山口賢三氏が立候補を表明している。(編集担当:森高龍二)