立憲民主党の福山哲郎幹事長と社会民主党の吉田智知幹事長が2日会談し、両党合流に向け話し合いを進めることを確認した。「今後、理念、政策、運動、地方組織、機関紙活動、職員等の具体的な内容について協議を行っていく」(立憲)という。
福山幹事長は「課題について真摯に、誠実に話し合いながら、まず第1次確認事項案をまとめていくことで合意した。確認事項案については一つひとつ政党の現状と課題をお互いに話し合いながら、今後に向けた対応策についても確認していく」とした。
吉田幹事長は「1945年に前任の社会党が結党され75年になる。そうした皆さんの思いを踏まえながら、情報をしっかり伝えていく」とし「第1次確認事項案を各都道府県連合に伝え、意見を頂きながら真摯に議論を重ねていく」考えを示した。
社民党執行部がどこまで地方組織を束ね、立憲との合流に理解を得られるか。政策では共通項が多いものの、政策より地方組織が歴史にこだわれば合流が難しくなる。国民のための政策を実効性あるものにするためには名を捨てて、実を取る勇気や決断が求められそう。(編集担当:森高龍二)