一川保夫防衛大臣は9日、不適切発言で更迭した田中聡前沖縄防局長を停職40日間の処分にするとともに、中江公人防衛事務次官に対しては減給1カ月30分の1の懲戒処分にすると発表した。同日、本人に伝えたという。
また、自らも管理責任をとるとして「今後の在任期間中の大臣としての給与全額を国庫に返納する。また、渡辺周防衛副大臣、下条みつ、神風英男両防衛大臣政務官についてもそれぞれ給与全額の1ヶ月分を国庫に自主返納することとしたとした。
オフレコ発言の処分を「停職40日」としたことについて、一川防衛大臣は「普天間飛行場の移設に関わる事業につきまして、重大な悪影響を及ぼすというようなことが心配されますので、そういうことも含めて、我々防衛省としては非常に由々しき問題であるという中でこういう判断をさせて頂いております」と説明した。(編集担当:福角忠夫)