総務省の家計調査(2人以上の世帯)で5月の消費は物価変動の影響を除いた金額で、年同月比マイナス16.2%減と2001年以降、最大幅の減少率になったことが分かった。前月に比べてもマイナス0.1%となった。
総務省が7日公表した。それによると消費支出は1世帯あたり25万2017円となった。総務省では「休校や在宅勤務の広がりにより、巣籠需要や外出自粛による影響がうかがえるものになっている」としている。
特に前年同月に比べ落ち込みが激しかったのは、宿泊料(マイナス97.6%)、パック旅行(マイナス95.4%)、映画・演劇入場料(マイナス96.7%)遊園地入場・乗り物代(マイナス96.2%)など娯楽部門。一方でパソコン(68.3%増)やゲームソフトなど(108.6%増)は大幅増になった。
外出自粛から交通費用、燃料費用(ガソリン)も96%~30.9%の幅でマイナスになった。一方、郵便は30.1%増加した。
食料品では食事代、飲酒代が55.8%~88.4%のマイナスになった。一方で、パスタ、即席めん、酎ハイ・カクテルなどは31%~52.6%の大幅増になった。(編集担当:森高龍二)