安倍晋三総理は海の日(23日)を前に17日、大臣メッセージを出し「深刻化している海洋プラスチックごみについては『2050年までに新たな汚染をゼロにする』という大阪ブルー・オーシャン・ビジョンの下、世界全体の取組みを広げていく」と述べ「世界に冠たる海洋国家として、世界的な重要課題の解決に向けて、リーダーシップを発揮していく決意だ」と発信した。
また、安倍総理は「豊かな海を守り、未来の世代へと引き渡していくのは、今を生きる我々世代の大きな責任」とも強調している。
また安倍総理はエネルギー資源としても海の役割を取り上げ「海上では風が力強く吹き、海底には鉱物などの資源が豊富にある。革新的な技術開発・イノベーションを後押しし、洋上風力など新たな産業の創出を進めることで、海の持つ潜在力を更に引き出していく考えだ」とした。
また安倍総理は「我が国は四方を海に囲まれ、世界有数の広大な管轄海域を有している。『海を守る』ためには各国との協力も重要。自由で開かれた安全な海を確保する総合的な海洋の安全保障に取り組んでいく」との考えも示している。中国の海洋進出を意識したものとみられる。(編集担当:森高龍二)