合流新党名は「立憲民主党」代表に枝野氏選出

2020年09月11日 06:08

 自公政権に対峙して新たな政権選択肢となる立憲などの合流新党の党名が10日、衆参149人の投票により「立憲民主党」に決まった。また代表選挙で、枝野幸男氏が選ばれた。「立憲民主党」の結党大会は15日に開催される。

 立憲民主党、国民民主党の2党と2グループによる合流新党の党名と代表を決める集会が午後開催され、党名では「立憲民主党」に94票、「民主党」に54票、その他1票の結果となった。

 また代表選挙では枝野幸男氏(立憲民主党代表)が107票を獲得し、対抗候補の泉健太氏(国民民主党政調会長、42票)に大差をつけて選ばれた。

 代表に選ばれた枝野氏は「現実に向き合う政治へ、政治に緊張感を取り戻さなければならない」と語るとともに「誰よりも現場の声を聞いていく」国民本位のボトムアップの立ち位置と立憲民主党が「国民とともに、国民のために政治を進める」政党であることを強調した。

 また、臨時国会について「首班指名だけの臨時国会であってはならない」と本格的な国会にするよう求めるとともに「本格論戦を避けて国会解散なら、正面から受け止め、国民の選択肢になろう」と衆参議員に呼び掛けた。衆院選挙は最短10月25日の投開票で実施される可能性がある。(編集担当:森高龍二)