藤村修官房長官は野田佳彦総理が安住淳財務大臣に今年度第4次補正予算編成を指示したことについて1日、「年末になっての財政需要の面で年明けに補正を行うというのは通常のこと」と語り、4次補正では生活保護費用の積み上げと食と農林漁業再生に向けた基本計画に基づく具体化のための予算措置などが盛り込まれるもよう。
1月召集の通常国会に提出するため、予算案は今月閣議決定する。藤村官房長官は「野党のみなさんの協力が必要なので、丁寧に説明していく」とした。
生活保護費は今年度当初予算で約2兆6000億円が計上されたが、今年4月から7月までの3か月で生活保護受給者は2万9085人増え、205万495人に、世帯数も2万4144世帯増加して148万6341世帯にのぼるなど、長引く景気低迷の影響で生活保護受給者の増加が浮き彫りになっている。4次補正での生活保護費追加補正額(上乗せ額)は2000億円超になると思われる。(編集担当:福角忠夫)