注目される検察の立件、動き出した「前夜祭」

2020年11月25日 06:31

 立憲民主党の桜を見る会追及本部は24日午後に桜を見る会の「前夜祭」に関して「過去5年間で安倍晋三前総理が800万円以上を負担した領収証を会場のホテル側が作成した」との報道を受け、法務省、総務省、「桜を見る会」を追及する法律家の会・泉澤章弁護士よりヒアリングする。

 福山哲郎幹事長(参院議員)は「『桜を見る会』に関してより詳細な報道が出てきました」とNHK報道をツイッターにつけ、「領収書や明細書の存在、金額までが報道されています。いよいよ国会での安倍元総理の一連の答弁が全くの虚偽であった可能性が強まってきました」と発信。

 蓮舫代表代行(参院議員)は24日、ツイッターに毎日新聞グループホールディングス顧問の小川一氏のツイッターを添付する形で「ホテル側が保有する請求書、領収書と安倍晋三前総理の政治資金収支報告書が整合していかどうか。『ホテルからの見積書も明細書もない』『(価格は)ホテル側が設定した』との前総理答弁が虚偽かどうかも、すぐ確認できます。ANA は白紙の領収書は『渡さない』と主張」と発信し「(国会)答弁直後に二度にわたるニューオータニ取締役今井敬経団連名誉会長との会食。あわせて、ニューオータニの広報部長ら2人を議員会館の安倍前総理の部屋に呼び出して話し合いの場を持ち、会費5000円が厳重に確認されたというが、何を話し合ったかも確認しないといけません」と真相を確認する必要を発信した。

 小川氏は24日、「違法行為の立証は簡単だと思います。ホテル側の請求書と領収書と、政治資金収支報告書を付き合わせれば、もう動かぬ証拠です。検察がどのような形で立件するのか注目されます。忖度のない捜査が何より求められます。けさの一面トップです」と発信していた。(編集担当:森高龍二)