一川保夫防衛大臣は25日、福島県内の警戒区域内での自衛隊による除染活動について「除染活動の拠点となる楢葉町、富岡町、浪江町、飯舘村の各役場の除染協力に向け、準備をするよう統合幕僚長に指示した」。早ければ12月上旬から作業に入る。
自衛隊による除染については政府内から環境省直轄事業として本格的な除染活動が始まる前に、役場など除染活動の拠点となる施設について先行的に対応してほしいとの意見が出されていた。
防衛省はこれを受けて対応を検討していたもので、一川防衛大臣は「12月末には作業を終えたい」とした。そのため「12月上旬から中旬くらいには作業に入れる格好で準備をする」としている。(編集担当:福角忠夫)