緊急事態宣言1カ月延長。長引く自粛生活を有意義な時間に変える、巣ごもり消費とは

2021年02月14日 08:27

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この巣ごもり生活を少しでも有意義なものにしようとする前向きな人たちも多い

 2月8日、政府は当初1カ月を予定していた緊急事態宣言の延長を決定し、10都府県でさらに約1カ月の延長期間に入った。栃木県だけは同日、対象地域から解除されたものの、飲食店への営業時間の短縮要請は当面の間、続けていく見通しだ。

 未だ終息が見えない新型コロナウイルス禍。長引く自粛生活で国民のストレスも膨らむ一方だ。しかし、そんな中でも、この巣ごもり生活を少しでも有意義なものにしようとする前向きな人たちも多い。そんな人たちを中心に起こっているのが「巣ごもり消費」というニューノーマルな消費行動だ。

 サブスクリプションを利用して、映画やドラマ、イベントやスポーツなどを鑑賞したり、エクササイズで運動不足解消ついでにダイエットに挑戦したり、勉強や副業などスキルアップに取り組んだり、DIYなど新たな趣味を見つけたりと、過ごし方は人それぞれだが、これらの巣ごもり消費でおおむね共通しているのは、自宅時間をより充実に過ごすために普段よりも少し「上質なもの」を求める傾向が強いことだ。

 中でも、コロナ渦の巣ごもりの長期化で、自宅でじっくりと音楽を楽しむ時間が増えたり、高音質で好きな音楽をBGMにしてテレワークの環境を整えたりと、高音質なオーディオ機器の巣ごもり消費需要が追い風となっている。

 近年、ハイレゾリューション音源への注目が高まっていたが、音にこだわりの強いクラシックファンなどからも絶大な信頼を得ている高級オーディオメーカー・ラックスマン社が発売している製品の中には百万円を超えるものもあり、音質にこだわればこだわるほど、一般家庭で使用するには躊躇する高額商品となってしまうが、同社の新しいフラグシップSACD/CDプレーヤー「D-10X」は、その金額以上の値打ちがある。

 前身機D-08uで完成された設計思想を継承し、最新の技術と最高スペックのパーツによって高精度な読み取り、高精細な変換、高品位な出力で、現代のハイエンド・デジタルプレーヤーの理想形を追求したモデルなのだ。特筆すべきは、このオーディオのデジタル回路の心臓部となる、ローム株式会社製のD/AコンバータICだ。

 ロームは、50年にわたるオーディオICの製品開発の中で、音源のもつ情報量をあますことなく引き出す独自の「音質設計技術」を確立。これまでにも、高音質サウンド・プロセッサICや高音質オーディオ用電源ICなど、音質にフォーカスした製品を開発している。中でも、ロームの音質責任者が自信をもって送り出すオーディオデバイスブランド「MUS-IC?」は、最高峰のオーディオICとして専門家からもその性能が高く評価され、高級オーディオへの採用が加速している。

 「D-10X」にも、この「MUS-IC?」シリーズの最新の32bitD/AコンバータIC(DACチップ)がデュアル構成で採用されているが、「空間の響き」「スケール感」「静寂性」を表現することでは群を抜いており、とくにクラシック音楽などを鑑賞する際には感動すら覚える。

 高級オーディオだけに限らず、巣ごもり消費は少しハイスペックなものが狙い目だ。お気に入りの良いものを手に入れたり、良いものに触れたりすることで、陰鬱になりがちな巣ごもり時間も素敵な時間に変わるし、ストレスも大きく軽減される。巣ごもり消費で、自粛生活を有意義に過ごしたいものだ。(編集担当:今井慎太郎)