NHK職員逮捕に「厳正に対処」とコメント発表

2021年02月16日 07:16

 NHKは15日、同日未明に東京都新宿区内の路上で報道局映像センターの職員鞘本諒介(32)がタクシー運転手に暴行し怪我を負わせ、傷害容疑で逮捕された、と発表した。

 そのうえで「逮捕されたことは遺憾。事実関係を確認し、厳正に対処するとともに、捜査に協力していく」とコメントを出した。

 警視庁牛込署によると鞘本容疑者は酒に酔って車道を歩き、60歳代男性のタクシー運転手に注意され、消火器を投げつけるなどしてけがを負わせた疑い。

 NHKは今月5日に、昨年11月に依願退職した報道局総務部の元職員が取引先3社にノートパソコンなど500万円余りを上司に無断で発注し、不正に受け取っていたとして、懲戒処分相当との判断で、刑事告訴する方針と発表したばかり。相次ぐ不祥事に公共放送としての自覚が改めて問われそうだ。

 SNS上では「そんな時間に酔っぱらって出歩いて、国会議員の会食を責められない」「ひどい話だ。受信料を払う気がなくなる」「報道陣としての自覚が足りない。厳正な処分を」「コロナ禍、みんな外出を極力しないようにしているのに、飲酒して暴力沙汰、自浄能力を期待できない」「民間企業だと懲戒解雇事例です」など厳しい意見が相次いでいる。(編集担当:森高龍二)